くらし情報『雅子さま 宮中の祈り…天皇陛下と案じられる医療現場の窮状』

雅子さま 宮中の祈り…天皇陛下と案じられる医療現場の窮状

専門家会議の尾身副座長によるご進講の際には、陛下が「日夜、現場で医療などに携わってこられている多くの関係者のご努力を深く多としています」と、医療関係者に感謝の言葉を述べられた。

尾身副座長が保健所職員や医療関係者が毎日不安の中でオーバーワークしていると話すと、両陛下は「大変ですね」と、現場の医療従事者への共感を表明されたという。雅子さまは、日本赤十字社の名誉総裁に就任されてからまもなく1年になる。

「実は、4月23日には日本赤十字社の大塚義治社長からのご進講が予定されていたのです。直接患者の治療をしている現場である病院側の声をお聞きになりたいという天皇陛下と雅子さまのご希望で設定されたものですが、現在のひっ迫した状況を鑑みて、一時延期ということになりました」(前出・皇室担当記者)

日本赤十字社に状況を尋ねると、多忙を極めるなかで答えてくれた。

「新型コロナウイルスという未知のウイルスへの対応は大変ではありますが、全関係者が患者さんの命を救いたいと願う一心で当たっているという状況です」
毎年5月に開催される日本赤十字社の全国赤十字大会だが、今年はすでに中止が発表されている。

「雅子さまは日本赤十字社の名誉総裁職を美智子さまから引き継がれました。

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