2020年6月16日 06:00
サニーサイドアップ創業者・高橋恵さん「優しいおせっかいがコロナ禍の希望」
自粛生活が徐々に解除され、「アフター・コロナ」の世界へ向けて。世の中の価値観や働き方が見直されるなか、私たち女性はどう生きるべきかーー今こそ新たな視点を持ち、主体性を持って発言・行動するときです。そこで、コロナの時代を生き抜く女性たちへの提言。
■株式会社「サニーサイドアップ」創業者、現「おせっかい協会」会長・高橋恵さん(78)
「共働きの主婦の負担が大きいとか、母子家庭の貧困に拍車がかかったとか、今回のコロナ禍で、女性にとっての社会問題が顕著になりました。でも、人は大変だと思うから大変なんです。保育園に預けられないのであれば親を頼るという選択肢もあるし、何かしら方法を見つけるしかない。厳しい言い方をすると、グチを言っているヒマがあったら行動しなさい!ってことですね(笑)」
そんな、愛ある喝を入れてくれたのが高橋恵さん。自身も母子家庭で育ち、結婚後は働きながら2人の娘を育てた経験を持つ。
東証一部上場した会社の創業者として知られるが、経営から退いた後は、“孫育て”にも精を出したと振り返る。
「私が子育てをしていた’70年代は、『子どもを家において働くなんて!』と、とにかく非難されました。