くらし情報『コロナで身近“次亜塩素酸”でエアコン掃除に火災の危険』

2020年7月21日 11:00

コロナで身近“次亜塩素酸”でエアコン掃除に火災の危険

また、次亜塩素酸ナトリウムは塩素が含まれているため、金属部品を腐食させてしまいます。これによりエアコンの回線がショートして、発火する恐れがあるので、エアコン洗浄には、絶対に使用しないでください」(佐藤さん)

【NG2】混ぜるな危険。有毒ガス発生に注意

名前が似ている「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」。混同している人も多いようだが……。

「この2つはまったく別ものです。市販の消毒用アルコール(エタノール)がコロナ感染防止対策で品薄となり、家庭での代用品として注目されたのが『次亜塩素酸水』です。『次亜塩素酸水』と、『次亜塩素酸ナトリウム』を混同して、誤って使用してしまうと、大変危険な事故につながる可能性があります」(佐藤さん)

今回のコロナ禍で名前をよく聞くようになった「次亜塩素酸水」。NITE広報室の吉田耕太郎さんがその特性を解説してくれた。


「『次亜塩素酸水』は、塩酸や食塩と水を電気分解して作る“酸性”の液体です。物品
に付着したウイルスの消毒に対しては『有効塩素濃度35ppm以上』が必要です」

食品の殺菌にも使われ、安全性は比較的高いといわれている。

「しかし、新型コロナウイルスを除去するためには、ジャブジャブ洗うように大量に使う必要があります。

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