くらし情報『江口のりこ 元上司語った極貧時代…風呂なし四畳半で新聞配達』

2020年8月25日 11:00

江口のりこ 元上司語った極貧時代…風呂なし四畳半で新聞配達

そんな時、唯一の楽しみだったのはNHKのBSでやっていた映画を観ることでした。それがきっかけで私も芝居をやりたいと思ったんです。そのためにはお金を貯めて東京に行こう、と」(『週刊現代』’18年3月17日号)

地元の知人は言う。

「江口さんはうどん店、カラオケ店、服飾店など、のべ十数店で働いていました。一時30万円貯まったのですが、長兄に持っていかれてしまったこともあったそうです。呆然として、5カ月ほど無職だった時期もあったのですが、外出先で偶然かつての同級生たちが高校生活を謳歌する姿を目の当たりにして、“何者でもない”自分を恥ずかしく思ったといいます」

柄本明(71)が座長を務める「劇団東京乾電池」の試験に合格し上京したのが19歳の誕生日だった。家賃節約のため、住み込みで働ける新聞販売店で働き始めることに。冒頭の元上司は言う。


「江口さんが奨学生制度を利用して入店したのは’99年の5月でした。第一印象は朴訥というか、ぶっきらぼうというか……。上京時の所持金が2万円しかなかったそうで、荷物も本当にわずかでした。住み込みで働いていたのですが、この従業員用アパートというのが風呂なしトイレ共同の四畳半。

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