2020年9月14日 11:00
あしなが・玉井会長「必ず守る」コロナ苦の学生に10億円支給
感謝の言葉の間から、切羽詰まった母親たちの現状がこぼれ落ちてくる。玉井さんが何よりスピードを重視した理由が、ひしひしと伝わってきた。新型コロナという未曽有の感染症に直面したとき、玉井さんが最初に行ったのは、遺児家庭の母親たちへのWebアンケートだ。
《収入が減って、食べ盛りの子たちなので、お金がない。路上生活するしかありません》(福島県)
《熱が38度まで出たとき、『私がコロナで隔離されて死んだら、娘は……』と、生きた心地がしませんでした》(千葉県)
《子どもたちにも家計を助けてもらっていますが、バイトを休むように学校から指示があり、2人で10万円弱のバイト代が入りません》(神奈川県)
胸をえぐられるような悲痛な叫びを聞いて、玉井さんは、緊急支援を即断したのだ。一律15万円は学費以外に使える生活費。返還は不要。この緊急支援で、あしながの資産状況は火の車のはずだが、玉井さんは、ゆったりと構えていた。
「思い切った決断をした後は、いつも一瞬、危なくなる(苦笑)。でも、それも一瞬でね。必ずなんとかなるんです。不思議と助けてくれる人たちが出てくるんですよ」
こうして、あしながの支援の輪は今、世界に広がっている――。
「女性自身」2020年9月22日号 掲載
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