くらし情報『菅首相の号令で始まる「地方銀行」再編時代に生き残る条件』

2020年11月5日 06:00

菅首相の号令で始まる「地方銀行」再編時代に生き残る条件

仮に自分が口座を持っている地銀が他行と統合した場合、ふだん利用している支店やATMがなくなることもあるかもしれない。

地銀も生き残りをかけて、さまざまなグループを形成している。

島根銀行をはじめ、筑邦銀行(福岡県)、福島銀行、清水銀行(静岡県)は、ネット金融大手「SBIホールディングス」(以下、SBI)と資本業務提携などをしているのだが……。

「“第4のメガバンク構想”をうたうSBIは、体力のない地銀に対し全国規模で地域をまたいで出資しています。しかし、最大の狙いは『地銀の救済』ではなく、自社の投資信託などの商品を売る窓口として、各銀行から手数料収入を得ることでしょう」

一方、提携する各行にとってのメリットとは……。

「まず、当面の収益確保ができるということ。SBI出資で収益を拡大できれば、今後10~15年は持つでしょう。しかし『地銀再編』の根本は、人口減少と商圏縮小です。
将来的には合併など、生き残る対策が必要になるでしょう」

ところでSBIは今年5月、大東銀行(福島県)の筆頭株主となったことがわかった。さらに東和銀行(群馬県)との提携を協議中と10月23日に発表。

「群馬県では群馬銀行のシェアが圧倒的で、隣県から足利銀行(栃木県)

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