菅首相の号令で始まる「地方銀行」再編時代に生き残る条件
減っていくであろう地方銀行。われわれはどのように備えればいいのだろうか。そこで、加谷さんが「預金を守る5つの準備」を教えてくれた。
【1】支店の消滅、紙の通帳の有料化に備え、ネットバンキングを始める
【2】よく行くコンビニやスーパーなどの系列の銀行の口座開設を検討する
【3】預金は1,000万円までとし、それを超えるぶんは低リスクの金融商品で運用する
【4】外貨預金はリスクを理解したうえで行う
【5】「手数料貧乏」に陥らないために、銀行口座は目的別に数行に絞る
「再編や合併では、基本的に預金は保護されますので安心してください」
しかし、場合によっては最寄りのATMや支店がなくなってしまうこともある。その場合に備えて、ネットバンキングを始めたり、ATMの手数料がかからないようにふだん行くコンビニやスーパーの系列の銀行(セブン銀行やイオン銀行)での口座開設を検討するのも選択肢だ。
そして、破綻という万が一に備えるには……。「預金1,000万円を超えるぶんは、破綻の場合、ペイオフの保護の対象外です。仮に1,400万円の預金額があるなら、400万円ぶんは投資信託などのリスクの低い金融商品に充てるのが得策でしょう。