清水あいり語る赤貧苦節10年…食事は納豆、傘買えず号泣も
でも最初は武器に変える方法がわからなくて、モヤモヤしていて……」
すると22歳のころ、転機が訪れた。
「番組で共演したピースの綾部祐二さん(43)が、すごく真剣にバカなことをしていて(笑)。『こんなにくだらないことを真剣にやっててかっこいいな』『私ももっと解放しよう!』と考えるようになって。亀さんみたいに、自分なりにゆっくり歩んできて、そして今があります。
私はしゃべり方も声も変わってるけど、今ではコンプレックスも武器だと思っています。『あざとい』と言われることもあって、最初は『あざといって何?』って感じだったんですけど。でも誰かのために自分を変える必要はないんですよね。一番大事なのは自分を貫くことなんだとお仕事を通して気づきました」
そんな彼女を苦しめたのはコンプレックスだけではない。
おっとりとした口調からは想像できないほどの、赤貧時代を長らく過ごしてきたという。
「やっと昨年から、人並みの生活ができるようになりました(笑)。それまでアルバイトがメインだったんですけど、ちょこちょこお仕事も増えだして。でもオーディションや収録が急に入るとバイト先に迷惑がかかってしまうので、あまり入れなくて。