くらし情報『令和流・老後資金の考え方「WPP」で疲弊する前に見直しを』

2020年12月31日 11:17

令和流・老後資金の考え方「WPP」で疲弊する前に見直しを

極端に言えば、死ぬまでずっとバリバリ働いていられるなら老後資金はいらないのです。

そもそも60歳で退職したとして、残りの人生は何年あるでしょうか?厚生労働省発表の令和元年簡易生命表によると、男性が最も多く亡くなった年齢は88歳、女性は92歳。つまり定年後、男性の場合28年、女性の場合32年間生きることになります。60歳から88歳は一瞬だと感じるかもしれないですが、28年は28年。20歳から48歳までの人生を想像してみてください。その期間一切働かないのでは、お金に困りそう、というのはなんとなく思うところではないでしょうか?」

事実、寿命の伸びと共に、定年退職の年齢は上昇している。

「サザエさんの波平さんは、54歳の設定ですが、その当時(昭和40年代)の定年は55歳で男性の平均寿命は約65歳でした。つまり余命11年でも、まだ働いていたのです」

現在の定年は雇用継続期間を含めても65歳だが、それが今後引き上げられるとしてもおかしくない。
事実’21年4月からは、70歳までの就業機会確保を企業の努力義務とする「70歳就業確保法」が施行される。仮に働きたくなかったとしても、今後はできる限り長く働くことが社会のスタンダードになっていきそうだ。

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