くらし情報『令和流・老後資金の考え方「WPP」で疲弊する前に見直しを』

2020年12月31日 11:17

令和流・老後資金の考え方「WPP」で疲弊する前に見直しを

寺門さんは、厚生年金のない個人事業主の方は特にしっかり考えて欲しいと語る。

「貯蓄で足りない場合、節税メリットもあるiDeco(個人型確定拠出年金)やつみたてNISAなどをぜひ活用してください」

iDecoは掛け金が全額所得控除の対象となり、運用益も非課税、受け取り時も一定金額まで課税されない。つみたてNISAは運用益が非課税となる。

「投資は怖い、というイメージを持つ方が多いですが、金融庁が作成した資料「つみたてNISAについて」によると《国民が安定的な資産形成を行うためには、長期の積立・分散投資が有効》であるとされており、つみたてNISAは国のお墨付き資産運用制度なんです」
同資料によると、国内外の株式・債券に分散投資した場合の収益率について、保有期間5年の場合の投資収益率(年)はマイナス8%から12%の間でばらつくが、保有期間20年の場合は、投資収益率2~8%(年)に収斂されるという。また、分散投資を行うことである金融商品が値下がりした場合でも、他の金融商品の値上がりによりカバーされる可能性が上がりリスク減につながるのだ。

「3つの柱で構成されるWPPですが、どれか1本あれば安泰というものではありません。

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