増加する選択的シングルマザー 実はポジティブな女性が多い訳
だという。その子育てぶりについて、おおしまさんはこう語る。
「本当に楽しそうです。自分が子育てを全部やらなくてはいけないことは、良くもあり悪くもあるそうです。ただ頼る人がいないからこそ、『まずは自分でなんとかする。ダメそうであれば他の人にお願いする』といったことを割り切ってされています。家事代行やベビーシッターといったサービスも、積極的に利用している印象です」
そういった姿に、おおしまさんは“タフさ”を感じるという。
「スタート時がひとりだからなのか、『なんでも頼ろう』といった感覚の強い人が多い気もします。
すごくタフだなと思いましたし、大切な感覚です。『ひとりで育てなければいけない』といった覚悟からくる強さなのかもしれません」
また彼女たちが毅然とした態度をとることで、世間のまなざしも変わるという。
「もともと自立心が強いというのもあると思いますが、彼女たちが差別されたり批判されたりするシーンはあまりないそうです。
また彼女たちは、『選択的シングルマザーでごめんなさい』とへりくだった態度は取らないようにしているそうです。自分を卑下してしまうと、『やっぱり両親がそろっていたほうがいいよね』といった不要な批判を受けることにもなりかねません。