“妻のトリセツ”作者に離婚考えさせた子育てに対する温度差
「男女の脳の違いについて多少の理解はあったけれど、まだ夫の言動の10個中8個は受け入れられず、そのたびに不満がたまりました。ことあるごとに腹が立つので、いよいよ“この人と一緒にいないほうが、人生効率が高い”と、別居に思い至ったわけです。その後離婚協議書まで作りました」
幸い黒川さんの場合は離婚に至らなかった。しかし、このように男女の脳の違いは時に大きなすれ違いを生む。お互いを大切にする気持ちは一緒でも、考え方や発露する行動が違うため、傷つけてしまったり、逆に自分が傷ついてしまったりするのだ。離婚危機後の黒川さんは、その「男女における脳の違い」を理解することで、夫との絆を強めたという。あらかじめ男女の脳の違いを知っておくことで、減らせる傷は多いのだ。
「女性自身」2021年2月2日号 掲載