くらし情報『『おちょやん』OP制作した夫婦が語る「関西人の明るさ」』

2021年2月5日 06:00

『おちょやん』OP制作した夫婦が語る「関西人の明るさ」

夫婦だからこそお互いの作品について、本音で言い合える。私は絵を描くことにのめりこんでしまうから、チャンキーさんからのアドバイスに気づかされることがとても多くて……」

チャンキー「僕は、テルヲみたいに、言いたいことを言っているだけやけどね(笑)。でも、一生懸命に絵と向き合って、『もうあかんわ』と疲れ果ててから、彼女の描く線はさらによくなるんですよ。その姿は、ひたむきに転んでも立ち上がる千代と重なるんです」

2人の出会いは、26年前にさかのぼる。

チャンキー「犬ん子はたばこを吸っていた時期があって。僕と出会ったとき、下の前歯が1本抜けていたんです。若い女性がたばこをその抜けたところに入れていて、ぷは~と吸っている姿は衝撃でした」

犬ん子「私のこと好きになったの、ソレやんな~(笑)。私は、友達の家で見かけた、顔を真っ赤に塗っていちご模様にしたチャンキーさんの写真を覚えていて。
初めて会ったときに、『あっ、いちごの!』って(笑)」

チャンキー「それが阪神・淡路大震災の起こる1年ほど前やったね」
犬ん子「当時、被災した友達が本当につらいはずなのに『家が半分崩れてドリフターズみたいやったわ、笑うしかないわ』と報告してきて。

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