定年後のお金の不安を解消するためにやるべき「お金の三分法」
「子どもや孫たちと旅行や食事に行きたいと思ったら『自己実現費』にあてはまるので『働いて得る収入』から捻出するようにしましょう。私が定年したときに現金は150万円程度しか持っていなかったので定年後も働くという選択をしました。そのとき、年金収入だけで1カ月の生活が成り立つように、家計のダウンサイジングに着手しました。食費は平日のランチ代や会社帰りの飲み代がなくなったので月額約3万7,000円減。洋服も外へ出る機会が減ったので月額で3万7,000円減。そのほか合わせて、1カ月の支出は34万円から22万円になりました」
住宅ローンは完済しているので、退職金は将来、病気や介護になったときのために手をつけていないという。もらえる年金はいくらか、ローンの残債や加入している保険も含めて見直しをしよう。
「女性自身」2021年3月9日号 掲載