人生後半で“やりたいこと”見つけるコツ 下重暁子さん指南
みんな忘れているだけで、そういう体験が『ない人はいない』はず」
下重さんにとってバレエであり、オペラであったように、ある人には、それが料理や絵画、ファッションであってもいいのだ。その際に心がけたいのは「トライすること」と同時に「考えていたことをアウトプット(=表現)すること」だという。
「中高生のころの気持ちを忘れてしまっていたように、いまやりたいことを『思っている』だけでは、必ずいつか忘れてしまいます。私だって忘れる。けれど、文章を書くというアウトプットがあるから、やりたいことを思い出すことができるんです」
何かに挑戦するための大きな示唆をくれる下重さんだが、前述のように、「明日死んだら後悔は残るだろう」とも話している。
「これまで100冊以上の本を書いてきましたが、私自身が『自由になれた』と思えるようになったのは最近のことです。80代になってやっと『本当に書きたいことを書ける』と思えるし、依然『書きたいことが書けていない』とも思う。ある種後悔とともに生きているし、それでいいんだと思います」
死に方を考える、というのは日々の生き方を考えるということ。
コロナ禍は“自分と向き合い、やりたいことを見つける”いい機会になるかもしれない。
「女性自身」2021年3月16日号 掲載
解読できる? みりちゃむ、ギャル文字で「ゐωナょぉ£ヽすひ″ゐτ<れτゑカゝナょ?」