長谷川博己 実家買い取りの漢気…亡き父の「残したい」守った
一人で黙々と実家のゴミ出しに励む長谷川
高台に位置する東京郊外の緑豊かな住宅街。なかでも、とりわけ目を引くのはアメリカ西海岸を思わせる白い壁に囲まれた木造風の一軒家。そこから現れたのは両手に大きなごみ袋を提げた長谷川博己(44)。
朝から大粒の雨が降りしきるなか、傘もささず家から次々とごみを運び出す長谷川。髪には寝ぐせの跡があり、前日から泊まり込んでいたのだろう。
長谷川が一人で黙々と片づけにいそしむこの家は、彼が生まれ育った実家。本誌が彼を目撃した4月17日は長谷川の父・堯さん(享年81)が逝去してから2年を迎えた三回忌当日だった――。ある近隣住民は言う。
「堯さんが亡くなってからは、70代と高齢ということもありお母さんの恵子さんは長谷川さんの妹さんと一緒に都内で生活しているそうです。博己さんが実家から荷物を運び出す姿を見かけるようになったのは4月上旬ごろですね。庭木の剪定業者も呼んで、集中的に整理していると聞きました。長谷川さんはお父さんの命日の後も2日ほど来ていました」
確かにこの日以外にも、長谷川はジャージ姿で汗だくになりながら実家を整理していた。実家の前には長谷川が運び出したであろう椅子やテーブルといった大型家具もあった。