2022年1月7日 11:00
一定期間後に別れる約束をする“離婚約”が円満離婚につながりやすい理由
【ケース2】離婚約で夫が改心し、子育てや家事も積極的に。離婚約解消の可能性も
F・Aさん(48歳・医療関係勤務)
離婚約期間:2年
離婚約をしたのは、夫が海外での単身赴任から帰ってきたのがきっかけでした。それまでの2年間で私と2人の子どもたちの3人での生活ができあがっていたところに、家族で過ごすことを楽しみに帰国した夫とのテンションの差を感じたことや生活リズムが崩れたことから、イライラするようになってしまって。
夫からのセックスの誘いも全く受け付けられず、断っても断っても毎日のように求めてくるのも生理的に無理でした。
でも今思えば、そのいらだちはそのころ始まったことではなく、子どもが小さいころにワンオペ育児の大変さや教育上の心配事を相談しても、全部決断は私任せだった夫への不満の積み重ねも、夫婦のずれの大きな要因でした。息子が大学に入る2年後に離婚したいと考えていると伝えたら、夫はとてもショックを受けたようで、そのときはわかったと言っていましたが、それから改心。私が何も言わなくても子どもの塾や習い事の送迎、お風呂掃除、週末の料理などを積極的にするようになりました。信頼回復に頑張っている夫の姿を見て、ちょっとかわいそうだなと揺れ動くことも正直あります。