2022年1月7日 11:00
一定期間後に別れる約束をする“離婚約”が円満離婚につながりやすい理由
このように、妻が働く準備をしたり、貯金をしたり、家族旅行など家族の思い出を作ったりすることができるのが、離婚約の最大のメリット。結果、離婚をすることになっても、建設的な話し合いを経ての離婚なので、離婚後もいい関係を築ける場合が多いという。
「別れることを見据えての話し合いを通し、夫のいい面、悪い面を改めて見ることになります。また、本当に一人でやっていけるのか、親のことまで面倒を見られるのかなど不安に思うことを、夫に相談もできるでしょう。そんなとき、やっぱりこの人と一緒にいるほうがいい、という考えに至れば、修復に向けての話し合いもできます。籍を抜くまでの時間、ゆっくり相手に向き合ってみてください」
そんな、離婚約という新しい“夫婦の時間”で見えたものとは?実例で紹介。
【ケース1】リミットがあるから仕事を頑張れる。浮気されても円満離婚に
N・Yさん(53歳・美容系勤務)
離婚約期間:1年
離婚約に至った原因は夫の浮気。
夫の会社の経理を担当していましたが、あるとき用途不明の出金に気づき夫に問いただしたら、浮気をしているうえ、相手にお金を渡していたことも発覚。二度と会わないと約束したのに、数カ月後に会っていたことがバレて。