2022年11月22日 06:00
老後破綻する人の特徴「老後は大家に」「節税上手」「退職金で住宅ローン返済」
■老後破綻招く“退職金で物件を購入し大家になる”選択肢
【1】資産運用は専門家に任せる
<生態>
資産運用はしたいが、知識はないのでとりあえず金融機関に相談。商品の内容がわからなくても専門家のおすすめならOKと退職金を投入。大損する商品に手を出す危険性大
<老後破綻の回避法>
一度冷静になり、そのおすすめが誰の利益になるのか考えて。たとえ専門家の意見でも、自分の希望どおりの資産運用か判断するのは自分。知識をつけよう
【2】老後は大家になる予定
<生態>
座右の銘は、不労所得で悠々自適ライフ。あこがれは、投資用マンションでもうける大家さん。退職金は、物件購入に全額投入。老後の生活費はもちろん家賃収入でまかなう予定
<老後破綻の回避法>
大家には、物件の管理や入居者のケアなど雑務が多い。
また入居者がなければ収入はないが、物件の老朽化は日々進む。必ず稼げる確証はないと心得て
【3】住宅ローンを完済する
<生態>
コツコツ返済より、退職金をつぎ込んで一気にどーんとローン完済を選ぶ一発逆転タイプ。一時的に爽快感を味わうが、長い老後はずっと懐ろが寒いという新たな難問を抱えてしまう
<老後破綻の回避法>
老後資金を確保するため、退職金は手をつけないのが◎。