くらし情報『拒食症で体重が半分に…かつて食を恐れた少女が「みんなでおむすびを握る」ワークショップ主催へ』

拒食症で体重が半分に…かつて食を恐れた少女が「みんなでおむすびを握る」ワークショップ主催へ

収穫も、生で食べるのも初めてという香菜さんは、

「甘〜い。この、採れたての旬のアスパラを、おむすびにするのが楽しみです」

キッチンに戻ると、いよいよおむすび作りが始まる。やがて土鍋のごはんも炊き上がり、そこへ輪切りのアスパラと炒めたベーコンが投入されると、食欲をそそる香ばしさが部屋中に漂い始めた。

「そういえばオレ、いつもコンビニおにぎり食べてるけど、自分でおむすびを握るの初めてだ。先生、ぜんぜん三角になりません(笑)」

そんな男性の参加者には、きれいに三角形に握るコツなどを伝授していくのだった。

「こうやって両手で……でも、その四角い感じがかわいいですよ!」

熊本県の芦北町から7時間もかけて車で参加したという「釜ファーム」代表の釜博信さん(40)は、

「菅本さんとは、3年前の熊本水害のとき、復興のクラウドファンディングを通じて知り合いました。見たとおりの透明感ある人柄ですが、食に対するインプットもアウトプットもすごいので、彼女に声をかけられると、迷わず『参加します』と返事してますね(笑)」
大森さんも、できたての“アスパラむすび”を頰ばりながら、

「自分の育てたアスパラが、こんな個性的なおむすびになって感激。

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