くらし情報『後期高齢者を襲う負担増と物価高…現在の老後計画では破綻は必至』

2023年5月26日 06:00

後期高齢者を襲う負担増と物価高…現在の老後計画では破綻は必至

物価高も、続くことが予想されます」(内山さん)

仮に日本銀行が目指している物価上昇率2%が続いた場合、2025年にはどのくらい支出が増えているのだろうか。

「家計調査で、価格変動がしにくい住居費などを除いた75歳以上の世帯の1カ月の支出は19万2227円です。2年連続で2%ずつ物価が上昇すると、2025年には19万9992円と、月に7765円も支出が増えることに。年間だと、9万3180円の支出増です」(内山さん)

ここまで見てきた負担増をすべて合わせると、年間19万4040円もの負担増に。老後の設計が大きく狂う金額だろう。さらに、来年からは相続税の実質的な増税も予定されている。

揺りかごから墓場まで、とどまるところを知らない大増税に、われわれの生活はいったいどうなってしまうのだろうか。

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