萩本欽一82歳語る「僕がまだ走れるのは慎吾がいるから」仮装大賞復活で香取への感謝
収録前、萩本が「80%ぐらい慎吾1人でやる気持ちで」と伝えると、香取は「90%やります」と燃えていた。
『仮装大賞』の舞台に出る前、萩本はこんな感情も抱いていた。
「テレビって、最終的には数字だと思うの。70歳や80歳で数字取るって無理だよ。だから、もう出たくない気持ちもあった。自分に価値がないとわかったら、すごくショックだから。でもさ、仮装のために頑張ってる人がいるのにお休みして悪かった。怒られるだろうなと思って出ていったの」
意を決した欽ちゃんが登場すると、万雷の拍手と歓声が飛び交った。
誰もが待ち望んだ復活だった。
「拍手がすごかった。こんなに喜んでくれる人がいるのかと驚いたよ。長いことテレビに出てきたけど、あんなに熱い拍手はなかった。『欽ドン!』が当たったときの拍手は忘れられなかったけど、今になって一番が出てきた。本当に幸せな気分だった」
萩本に恩を感じている香取の気持ちはさらに奮い立った。
「欽ちゃんが今回の『仮装』に挑むスタンス、一歩踏み出せなかった胸の内を話してくれた。並々ならぬ決意を感じて、僕も一歩前に行けました。
それでも本番中、『前に行きすぎていないかな』と気にしていた。