マツコが絶賛するアップルパイ お店のオーナーの口ぐせは「やってみはったら」
頻繁に子ネズミや、小さなゴキブリも出る。広くはないが、そこで夫の両親と同居している。
「義父母はとても人柄のよい人たち。実直で尊敬できます。義母は料理上手で、ウクライナのボルシチや野菜たっぷりのサラダを作ってくれます。私たちは釣ってきたお魚でお刺身を作り、食卓は賑やか。
同居は大変なこともありますが、ストレスはうまく回避できている。こんな義父母とめぐり合えて“棚ぼたやったなぁ”と幸運を歓び、いろいろ面白がって生活しています」
義父母もアメリカとウクライナを半年ずつ行き来していたが、2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻し、それは叶わなくなった。
「NYで義父母と夫、義弟家族が集まると、ウクライナ語で議論が始まり、ウクライナ語のわからない私は蚊帳の外。時々夫が通訳してくれますが、彼らの思い、プーチンへの怒りは、想像はできても、真に理解するのは難しい。彼らはロシア語も話せます。でも、今後一切ロシア語は話さないと言ったことがとても印象的でした」
そう言って、30cm以上身長が高いイーゴさんを見上げた。
「私はロジカルではないが、自分の勘でここまでやってきました。元々“人生はなるようにしかならない”との考えが根底にあり、“上げ潮は全ての船を持ち上げる”と、人生を歩んできたような気がします。