泉房穂「政治家に向いていない」7歳年下妻が語る明石市長当選から暴言辞任まで
そこで泉には内緒で、20代の選挙ボランティアに『なぜ私たちが泉を応援するか』を語らせたチラシを作って配布しました。泉には知名度がなかったから、若い人がどんな思いで応援しているかを訴えたほうが有権者に伝わると思ったんです。
それに泉は演説も下手で、マニフェストに沿ってただ叫んでいるだけ。『勝つ気があるんだったら、人の心を動かす演説をしてください』と強く言ったこともあります」
妻のサポートもあり、泉は当選。国会議員として「犯罪被害者等基本法」など数多くの議員立法を結実させるが、’05年の郵政選挙で落選。弁護士の活動に戻った。
泉はこの後、もう一度妻をだます。
「弁護士活動を再開しても政治にかかわりたくて悶々としている私に、妻が『あんた、まさかまた選挙に出るなんて言わへんよね?』と。
もう1人子どもが欲しいと思っていた私に、妻が『2人目の子どもが欲しいか選挙に出るか、どっちか選べ』と迫るから、うそをついてしまった。『もう選挙には出ません。子ども2人目お願いします』と。でも結局、長男が生まれて4年後に明石市長選に出馬した。確信的に妻をだましたんです」
この選挙で当選し、’11年、市長になるという念願をかなえた泉。