都議選候補の「頑張るママ」たち…夫亡くした過去も明かす
も「都民ファーストの会」が擁立する“初の新人候補”の1人だ(港区選挙区)。2人の息子はともに東京大学を卒業し、28歳の長男は研究者、23歳の次男はフジテレビ社員と、立派に育て上げた彼女だが、これまでの半生は、壮絶なものがあった。
’62年、東京生まれの入江さんが、夫となるフジテレビ記者の入江敏彦さんと知り合ったのは“お天気お姉さん”としてデビューしたころ。その後、’87年に結婚。’88年に出産した長男が2歳のとき、夫のエジプト・カイロ支局赴任が決まる。それは家族でカイロ生活をし始めてから4年目の出来事だった−−。
「’94年12月6日、夫はケニアのナイロビで小型機に乗り込んで、ザイール(当時)のゴマに向かうはずでした。長男の誕生パーティの準備をしていた14時半、突然、日本大使館から《フジテレビのチャーターしたヘリコプターが墜落したというんですが、本当ですか》という電話があって……。
すぐにフジテレビ外信部に電話すると、《未確認なんですが、入江君の乗ったチャーター機が墜落したという情報が……》と言うんです……」