都議選候補の「頑張るママ」たち…夫亡くした過去も明かす
(入江さん)
ナイロビに着くまでの1日半、入江さんは周囲に「大丈夫だよね!?」と何度も確認していたという。しかし−−。
「『行ってらっしゃい』と送り出した夫は亡くなっていて、黒焦げでした。でも私は判別できない彼の頭をなでて『よく頑張ったね、私がすべてを見届けるからね』と伝えていました。手が、すすで真っ黒になっちゃって……。でも、髪の毛の一部が残っていました。カイロの自宅で出発前の夫に言われ、私が短く刈った髪でした……」(入江さん)
32歳という若いジャーナリスト・入江敏彦さんが“殉職”したという悲しいニュースは、日本でも大きく報じられた。
「小池さんはカイロ時代、乗るはずだった飛行機が墜落したり、撃墜されたりという経験が2度あるそうです。
それで『失うものはない』と腹をくくったのだと。私も、夫を突然亡くしたあの日に帰れば、怖いものは何もない。子どもを育て上げたいま、第二の人生にトライしなければ。都議になれたら、待機児童の解消、高校の無償化、保育士の給与アップなどを遂行、実行していきたいですね」(入江さん)