“脱ゆとり”でも小学生は悲鳴…ランドセルが重すぎて腰痛に!?
(大西さん)
そこで、本誌記者たちが、わが子の教科書入りのランドセルを重量計にのせてみると……。なんと、記者の子どもたちはそろって体重の10%を超えるランドセルを背負っていた!
東京都・渋谷区の「Dr.KAKUKOスポーツクリニック」院長の中村格子さんは、近年子どもたちの腰痛や骨折が増えている、と語る。
「子どもたちの日ごろの姿勢の悪さや、運動不足も影響していると思います。ランドセルが重くなりそうだったら、ランドセルに手提げをプラスして、左右の手に荷物を分けたりしたほうがいいですね。一点に負荷が重くかからないようにすることが大事です」
そして、ランドセルの背負い方を「保護者がキチンとみてあげるべき」と続ける。
「ファッションでストラップを長くしたりして、体にランドセルが密着していない子が多い。すると首や腰の骨に悪影響が出ます。小学校6年間で身長は30センチ近く伸びますから、成長とともに、ストラップの長さが合っているかどうか、保護者がチェックしてほしいと思います」