音無美紀子×樋野興夫「小林麻央さんは勇気を遺してくれた」
と苦しむように。だが、小さな一歩でもいいから前に踏み出すと、世界は変わっていったという。
樋野「がんと向き合うとき、私は、『誰とも会わず一人で深刻に集中して1時間悩みきろう』と伝えたい。すると自然と外に出たくなるものです。それと『自分より困っている人を探しに行きなさい』と言いますね。その人のために何かしてあげられるのではないか、といたわり合う心と役割意識が生まれ、気持ちをプラスへと持っていけるのです」
音無「(うなずいて)すごくわかります!『がんの陰に隠れない』という麻央さんのブログもそうですが、自分のことよりも人を思う利他の気持ち、またコメントに寄せられた『私も大変ですが麻央さんはもっとがんばっている』と勇気づけられた人の思い。自分もがんばらなければと、勇気づけられました」
樋野「がんになって最期を迎えることも天寿を全うすることなのです。人間には一人ひとり、最期まで与えられた役割や使命があります。
それを忘れずに生きてほしい。いい人生だったかどうかは最後の5年間で決まりますから」
音無「先生の言葉が心にス~ッと入ってラクになりました。私も自分が経験したことを伝えながらも、患者さんの声に耳を傾けていきたいです」
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