座間9遺体事件 白石隆浩容疑者が裏切った“家族の肖像”
白石容疑者は一度、派遣会社に登録して食品加工工場で働くことが決まった。だが、入社してわずか2日後に無断で会社を辞めてしまう。都内のマンションに転居した白石容疑者は、新宿や池袋の路上に立ち、風俗店で働く女性の“スカウト”をし始めた。’12年8月のことだ。別の住民が言う。
「息子さんは、たまに実家に帰っていたようです。そんなとき、お父さんはとなり近所に『息子と飲みに行くんです』『彼女ができたんですよ』とうれしそうにしていたんです。仲のいい親子で、息子さんがこんな事件を起こすとは……」
白石容疑者は’17年2月に、売春に関与したとして職業安定法違反で逮捕。
“悪徳スカウト”と目されるようになっていた。それから半年後。実家からほど近いアパートに引っ越し、9人の男女を毒牙にかけた白石容疑者。その顔を家族にどこまで見せていたのだろうか――。