佐伯チズ「破産危機の過去」告白、“裏切り”で2億円損失も
私のあずかり知らないところで新製品の開発もしていました。新規事業は失敗し、経費ばかりがかさむ。縮小するかじ取りをしたときは、後の祭りでした。登録商標の大部分、顧客情報も奪われ、すべてを失いました」(佐伯さん・以下同)
Aさんとの出会いは、’03年末にさかのぼる。佐伯式スキンケアで一躍“時の人”になった佐伯さんは、個人会社「チズ・コーポレーション」を立ち上げるも、スケジュールの管理から電話対応まですべて1人でこなし、電話は一日中鳴りっ放し。
「おまけに、それまでの私は給料をもらう立場でしたから、ギャランティの交渉ができず、コスト計算も苦手。さすがに周りから、『マネージャーを入れたほうがいいですよ』と」
そんなとき、あるパーティで出会ったのがAさんだった。
「受付をしていた彼女は、30歳くらいだったと思います。
第一印象は“ちょっと鼻っ柱は強いけど、頭の回転が速い女性”。マネージャーとしていいかなと誘ったんです。’04年の年明けからウチに来てもらいました」
Aさんの働きぶりは、佐伯さんも認めるところだった。