佐伯チズ「破産危機の過去」告白、“裏切り”で2億円損失も
Aさんから求められ、佐伯さんは合計2億円もの個人資産をチズ・コーポレーションに出資。
「資本金を増やさないと銀行からお金を借りられないというのが理由でした。まず1億円を出し、その1年半後にはまた1億円を求められて」
さすがに銀座からの撤退を考えた。しかしAさんから「先生の古希のお祝いは銀座にいる間にやってあげたいのよ」と言われると心が動いた。
「なんてかわいいこと言うんだろうって。もうちょっと銀座でがんばってみようと思ってしまったんですね」
しかしその後の“事件”が、Aさんへの不信感を決定的なものにしていく。
1つは、’13年7月の古希を祝うパーティだった。グランドハイアット東京で盛大に開かれたものの、発起人の半数以上がAさんの関係者。
彼らの祝辞は、佐伯さんとAさんの二人三脚ぶりをたたえ、Aさんあってこそ“佐伯チズ”は完成したというものだったという。佐伯さんは来客に挨拶してまわりたくても、壇上から降りてくるなと、Aさんからくぎを刺されてかなわない。
「“佐伯チズ”を偶像化して、Aが代替わりすることを印象づけるようなパーティでした。