和田アキ子 歌手50年「私、歌だけは緊張するんです」
芸能界で生きていくには難しいと思うことが山ほどあったけど、“私の人生、ついてる!”と思いますね」
目下、来年1月24日にリリースされる洋楽のカバーアルバムのレコーディングの真っただ中。カバンの中から取り出したメモには、英語の歌詞のほか、日々の気づきが書かれている。
「どういうわけか私、歌だけは緊張するんですよ。新しい曲を歌うにあたって、今、必死に勉強してますねん。メモした紙もボロボロでしょう。これなんか、アプリのダウンロードの仕方(笑)。何でも勉強ですよ。今、人生でいちばん勉強しているかもわかんないなあ」
最後に、改めて50周年を迎えた心境を聞いた。
「正直、さほど意識していないというのが本音ですね。40周年のアポロ・シアター公演もそうだったように、歌手人生の1つの通過点だと思っています。年齢とか、50周年とか関係なく、つねに何かに挑戦する姿勢を見せ続けなきゃいけないと思っていて。ただ、ひたすら今を生きてるんですよ、私。昔は、80歳になっても、声さえ出ていれば、真っ赤なマニキュアをして、葉巻をくわえてブルースを歌うのが夢でした。