2018年5月4日 11:00
年金受給「前倒し&後ろ倒し」は得か損か…専門家が解説
そして、その減額率は亡くなるまで変わらないんです。逆に、1年後ろ倒しするごとに、受給できる比率は上がっていきます。でも、どんどん年を重ねていくわけですから、亡くなってしまう日が確実に近づいていく。受給前に死亡してしまえば、年金は受給額ゼロなんです。この制度は、特別な事情がない限り、手を出す必要はないでしょうね」(加谷さん)
【3】やはり「生涯労働」は考えておこう
「年金受給引き上げも含め、安倍政権が“一億総活躍社会”を掲げてもくろんでいるのは、国民の『生涯労働』だというのは明白です。高齢者の雇用としては、介護、接客、サービス業、メンテナンスなどの軽作業を伴う労働などが考えられます。元気な限り働き続けることは考えておくべきでしょう」(加谷さん)
【4】いまや資産運用は「マスト」です!
安田さんは、老後の資産難への対策として「投資はマスト」と語る。
「投資などの資産運用は、バリバリ働ける50歳ごろまでには始めたほうがいいですね。
月5万円貯金できるとすれば、そのうち1万円をiDECO(個人型確定拠出年金)