くらし情報『「ワンコインならゲーセンのコインでもOK」“元祖子ども食堂”の思い』

2018年5月19日 16:00

「ワンコインならゲーセンのコインでもOK」“元祖子ども食堂”の思い

愛情が足りていない人は子どもにも大人にも多い。だからこそ、どんな子もいつでもここに来られることが大事」

その言葉どおり、だんだんは365日ほぼ毎日開いている。だんだんの予定表を見た人は必ず驚嘆するほど、こども食堂はじめ日替わり企画は毎月60コマにも及ぶ。

「’12年8月のオープン初日はカレー。子ども300円、大人500円で、『野菜をふんだんに使った料理を作るから』と、店の前を通る登下校中の子どもたちや母親に声をかけ続けました」

値下げに踏み切ったのは’15年春だった。子ども300円から100円にした。

「その年の1月に『こども食堂サミット』という催しを都内で開催したことがきっかけで、テレビや新聞などで紹介される機会が増えました。すると、全国から食材などが届くようになったんです」

新潟はじめ米どころから30キロ単位で届く米、九州や四国などから送られる野菜、なかには佐賀のおばあちゃんの手作り味噌なども。


「木曜ごとに人数分のバナナを届けてくれる果物問屋の方も。じゃあ、この寄贈の分を子どもに還元しようと決めて100円にしたんです」

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