くらし情報『危険!電動キックボードの事故は脳障害や死亡リスクが高いことがJAFの衝突実験で明らかに』

2023年7月19日 11:09

危険!電動キックボードの事故は脳障害や死亡リスクが高いことがJAFの衝突実験で明らかに

目次

・電動キックボード、速度やヘルメット有無によって危険度はどう変わる?
・縁石に乗り上げて転倒した際の危険性について
・自動車に衝突した際の危険性について
・参考:20km/hで頭部を直接フロントガラスに衝突させた場合
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電動キックボード、速度やヘルメット有無によって危険度はどう変わる?

JAFによると、2022年に発生した電動キックボードに関する交通事故は41件(対前年12件増)、そのうち死亡事故は1件となっています(出典:警察庁)。

2023年7月から改正道路交通法の一部が施行され、特定小型原動機付自転車という種別が追加。条件を満たした電動キックボードは16歳以上であれば免許なしで運転ができ、ヘルメットも努力義務となります。

そこで今回、JAFが電動キックボードが街中で遭遇しそうな交通場面を再現。走行速度やヘルメット有無によって衝突・転倒時の危険度はどう変化するのか検証しています。


縁石に乗り上げて転倒した際の危険性について

ダミー人形を乗せた電動キックボードを20km/hでけん引し、高さ10cmの縁石に衝突させ、転倒時の頭部損傷値(HIC値)を計測しました。

※HIC値とは…Head Injury Criterionの略で、衝突や落下などの衝撃による脳や頭蓋骨への損傷程度を表す数値のこと。交通事故におけるケガのリスクに詳しい名古屋大学・水野教授によると、HIC1000を超えると脳傷害の可能性があり、HIC3000を超えると非常に高い確率で重篤な傷害が発生するという。

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