2023年11月5日 08:11
「あなた!」急に声をかけてきた年配の女性。慣れない土地で張りつめていた心が、みるみる溶けていって……
ひとり孤独な妊婦生活に、鬱々としていた私
夫の仕事の関係で、身寄りも知り合いもいない全く行ったことのない地で子育てをすることになりました。自分の両親もすでに他界しており、里帰りもしていません。
そこはかなりの田舎で、少子化が進みママ友もいないという孤独な生活をすることに鬱々としていました。ある日、大きなお腹で近所のスーパーマーケットに行くと、高齢の女性が私を見て声をかけてくれ……。
人との会話が久々すぎて、半泣きに。それを見た女性が……
その女性は「あなた!そんなお腹して重いもの持ったらダメよ!お腹が張ってしまうかもしれないから、ここに座りなさい」と声をかけてくださりました。
激務に追われる夫とは日頃あまり会話がなかったことや、両親や知り合いがいない孤独、初めての子どもということで張り詰めていた気持ちから、私は「久々に人と話をした!」という感動で半泣きになってしまいました。
女性はびっくりしていましたが「大丈夫よ、お腹の子は元気だしあなたも元気。とてもいい子よ」というようなことを言ってくれ、手をさすってくれました。
話しているうちに、その女性の友達が周りに集まり始めました。