2024年3月14日 11:17
保育園の持ち物負担に大きな地域差が判明、「ご飯の持参」が9割を超えた都道府県は?
北海道・北陸・甲信・九州エリアでは、半数以上が主食を持参させている
エリア別で保育施設が保護者に主食の持参をさせている市町村が最も多かったのは、北陸(68.9%)でした。次いで、甲信(61.4%)、北海道(55.7%)、九州(54.1%)という結果になりました。
一方で、沖縄や関西、東海エリアではその割合が約1~2割程度であり、地域によって大きな差があることがわかりました。
公立保育施設がある全1,427市区町村でみると、520市町村(36.4%)が主食の持参をさせていることが明らかになりました。
主食の持参をさせている市町村の理由としては、「0〜2歳児は国から主食費の補助が出ているが、3歳児以降は補助がないから」「提供の設備や人員が揃っていないから」「昔から持参してもらっていたから」などがありました。
富山県・佐賀県の9割で主食の持参。一方で和歌山県ではゼロ
都道府県別の調査結果をみると、富山県と佐賀県では主食の持参率が9割を超える結果となりました。一方、和歌山県では27市町村全てで主食の持参がなく、代わりに保育施設で提供が行われていることがわかりました。
また、政令指定都市における状況を確認すると、20の政令指定都市のうち半数にあたる10市で保護者に主食の持参をさせていることが明らかになりました。