岡副麻希さん 病院のベッドで緊急手術を決断「帝王切開でお願いします」 赤ちゃんの安全を最優先、出産の瞬間
母の手が温かいことに安心感を覚え、短い面会時間ながらもマッサージをしたり髪を結んであげたりして、病院からそのまま仕事へ。その日の朝から「たぶんもうダメだ」と聞かされており、生放送を終えて「亡くなった」と知らされたといいます。55歳の若さでした。
赤ちゃんのためベッドの上で決断
いつも自分のことより娘を優先してくれた母。「お母さんがいてくれれば出産も子育ても怖くないと思っていた」のに、急にいなくなってしまった……岡副さんの喪失感ははかり知れません。けれど母は、娘のためにたくさんのものを残してくれていました。たとえばそれは、手書きのレシピノート。料理に不慣れな娘がわかりやすいように野菜の切り方から出来上がりのイラストまで添えられ、丁寧な文字で綴られたオリジナルレシピのノートです。
また、結婚したとき、夫婦の新居に置手紙をしていたというお母さん。そこには「ママは二人にこれからどんなことがあろうとずっと心の支えでありたいと思っています。支える覚悟は産んだときから出来ているからね」と、温かい思いが綴られていました。
最愛の母が亡くなってすぐに妊娠が判明し、「ママが戻ってきたと思ってすごくうれしかった」