「コンドームを買うのが恥ずかしい」彼女ができた男子高校生の本音。父親がとった行動とは?
(日本文芸社刊『12歳までに知っておきたい 男の子のための おうちでできる性教育』より一部抜粋・再編集)
避妊についてうまく伝えるには
年頃の子どもに、お付き合いしている相手がいたとして、避妊についての知識があるのかどうか、心配になるものです。かといって、年頃の男の子に面と向かって切り出すのはなかなかきっかけがないものです。
初潮や精通のタイミングで妊娠の仕組みを教えたときに、避妊についても伝えるとよいでしょう。避妊をしないと大変なことになる、という脅し方ではなく、妊娠は何歳くらいからパートナーにおきてもいいと思っているのか聞くことも大事です。その上で、
性行為をしたいと思ったときに妊娠の可能性を減らすための方法として、避妊があるんだよ
避妊をしなかったことで、人生の予定が変わるのは女の子だよ。相手のことを思うなら、避妊は大事なことだよ
ということを教えます。できるなら、実際にコンドームを渡すのもよいですが、渡すだけではなく、使い方やなぜ必要なのか(避妊、性感染症予防)を伝えるようにします。使い方や避妊をする理由がそもそもわかっていなければ、意味がありません。
性行為をするということは、自分と相手の人生に関わる責任があることで、避妊や性感染症の知識があるということは大前提です。