竹内由恵さん「Mステの日はいつもお腹を壊していました」すさまじい緊張感の中、タモリさんに言われたこと。
ただ、結婚して静岡へ行く、仕事を辞める、というのは大きな決断だったのでは。
竹内そうですね。特にその頃は東京五輪を控えていて、自分が辞めることで職場に迷惑がかかってしまうだろうなと感じ、それは一番心苦しかったです。
子どもが欲しいとか結婚したいという自分の思いと、でも仕事でみんなに迷惑を絶対にかけるし、こういうお仕事を任せてくれた上の人にも申し訳ないし……そういう葛藤はやっぱりありました。
ーーすごく等身大の悩みというか、多くの働く女性にとって同じような事で悩むタイミングはありますよね。
竹内難しいですね。そして退社し、その後なにをするというプランもなく白紙の状態で浜松に向かいました。そして専業主婦としての生活が始まったのですが、しばらくすると自分は向いていないということに気が付きました。
ーーまさかの展開。
竹内20代は仕事ばかりだったので、実際に仕事を辞めたら、何もない時間をどう過ごせばいいかわからなくて。もっと家のことを頑張れれば良かったんですけど、私は整理整頓が苦手で、残念ながら興味も持てませんでした。
一方で「何かしないと」という気持ちはどんどん強くなって、毎日カフェでひたすら書き物をしていました。