宇宙飛行士たちの挑戦描く『マーキュリー・セブン』キャストたちのインタビュー公開
それで彼の伝記を書くことになったんだけど、全くの他人だったからこそシェパードという人間をよく洞察できているんだ。シェパードの身近な人たちから見た彼への見解を周辺から描いている。
そして、特に彼の役に入り込む上で重要だと感じたのは、有名人の立場や名声との闘いだけではなく、彼が生まれつきのパイロットではないということ。つまり、コックピットに乗っていきなり記録を塗り替えるような、天賦の才能はなかった。実際、パイロットスクールを退学しかけて、こっそり補習クラスの授業料を払わなきゃいけなくて。誰かに知られたら相当バカにされるようなことだよね。だから、一度掴んだら握って離さない、それが彼の仕事のルールになった。天性の能力に頼るかわりに、几帳面に延々と繰り返して、機械的にできるようになるまで続けるんだ。
それで彼の競争心が強くなり、他のテストパイロットみたいに一番を目指して、限界に挑戦するハングリーな野心を抱いたのだと思う。マークの脚本の彼のキャラクターと組み合わせて、全てとても役に立ったし、興味深かったよ」
コリン・オドナヒュー:「僕はふたりとは全く逆で、実は参加したのが多分、撮影スタートの3、4日くらい前だったから、時間がなくて。