くらし情報『BEGIN『お天気祭りツアー』ファイナル公演 祭り気分に浮き立つライブレポート』

BEGIN『お天気祭りツアー』ファイナル公演 祭り気分に浮き立つライブレポート

比嘉は実家の建設会社を継いでユンボの運転手が夢だったが、じゃんけんで負けてバンドのボーカルをやったら一番うまかった……といった逸話をMCで挟みつつ(今さらながら、島の同学年にプロになる才能が3人も生まれたのは奇跡か)、中盤では「皆さんが聴きたい曲をやりたいんです」とリクエストを募る。

客席からいろいろな曲名が挙がった中、メンバー同士で「やれる?」などと言い合いながら即興で、しんみりした「声のおまもりください」に「ミーファイユー」、2004年の『熱闘甲子園』テーマ曲でエモい「誓い」、そして、沖縄色(食)満載でたたみ込む「オバー自慢の爆弾鍋」と、一番ずつ奏でていった。

曲の途中でトークが入ることも含め、観客との掛け合いの中で繰り広げられるステージは親近感を醸し出す。3人の人柄といぶし銀の演奏技術もあってのものだが、ホールコンサートでこのノリとは。比嘉は「石垣島にある大川公民館だと思って」とも言っていた。

BEGIN『お天気祭りツアー』ファイナル公演 祭り気分に浮き立つライブレポート


後半は耳に馴染みの名曲を連発。ファンのみならず沖縄中で愛されていると聞く「島人ぬ宝」は、比嘉の温かい歌声に青い空と海が浮かぶ。観客は「スイ、スイ、スイサーサー」の掛け声に合わせて両手を上げて、横乗りで揺れていた。

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