BEGIN『お天気祭りツアー』ファイナル公演 祭り気分に浮き立つライブレポート
「竹富島で会いましょう」では観客が立ち上がって、手拍子を送る。これも三線が響き、のんびりしながらにぎにぎしい島唄。ティーリ、ティーリ、ティーリイヤサッサーとエイサーを踊る人もいた。何とも良い気分。
さらに「オジー自慢のオリオンビール」では提灯がまた揺れて、さらに沸き立つ。沖縄言葉と<野球応援甲子園><夜から応援しておくさ>などと生活感が溢れる歌に、LINE CUBE SHIBUYAが那覇のビアガーデンになったよう。
ラスサビ前の歌詞はアドリブで歌う。そこからまた比嘉の曲中MCが始まり、「この場所に集まるときは、関係なく楽しんでください」と歌に戻ると、<あっり乾杯>を連呼。
最後は会場一体の乾杯ポーズで締めた。
そのまま島袋のギターストロークから「かりゆしの夜」になだれ込む。比嘉は力強くも滑らかに歌って、「イヤササ」「イヤササ」、「ティーリ」「シターリ」の掛け合いで華やぐ。最後はテンポアップしていき、上地はエイサーの手振りを見せる。<かりゆしの夜よ~>のロングトーンから、上地がジャンプしてキメた。
ああ、沖縄に行きたい!たぶんにわかの想いだが、このライブで島唄を浴び続けて、不意にそんな気持ちが湧いてきた。