令和のタクミくんシリーズ主演・森下紫温と加藤大悟が大切にした“距離感”「恋愛によって心の傷が埋まっていく」
という印象を持ちました。わかりやすいがゆえにファンの皆様も自由に解釈しやすいし、逆に深掘りもしやすい。映画の台本を読みながら、わかりやすく観客に伝える大切さを改めて学びました。そして今回、タイトルに“始まり”という言葉が入っていますが、その始まりならではのピュアさがたくさん散りばめられています。
(C)2023 ごとうしのぶ/KADOKAWA・「タクミくんシリーズ」製作委員会
──加藤さんはいつも舞台でご活躍されていますが、映画は初出演ですか?
加藤映画には初めて出演しました。舞台だと体を大きく動かして表現するんですが、映像はほんの少しの笑みや、小さな悲しみの表情なんかを、パンッと抜かれちゃうので、一瞬たりとも気が抜けない。いえ、もちろん舞台で気を抜いているってことはないんですが(苦笑)、より気が抜けない。
──ギイというャラクターに関しては、どんな解釈をなさりましたか?
加藤僕なりの解釈を原作ファンの方の前で話すなんて、すごくありがたいなあ。
──こちらもワクワクしています!
加藤いわゆるスパダリで完璧なギイは、いろんな人に愛されていて、唯一無二の存在で、すごくお金持ちで、すごく高貴なイメージを周囲から持たれています。