中川大志、主演作『砕け散るところを見せてあげる』は「宝物」 石井杏奈は「抜け殻」に?
人間味あふれる玻璃は大好きだし、応援したり共感したり肯定しながら演じました」と全身全霊。それだけに「撮影が終わった後は、抜け殻のような状態だった」とも明かし、「役者を仕事にして生きてきて、本当に良かったと思える作品。玻璃として生きた証を見てほしいです」と作品と役柄に対する熱意を明かしていた。
中川と石井の共演は3度目だといい「杏奈ちゃん演じる玻璃の表情を見逃さないように、目の前の玻璃に集中していた。(石井の)作品への覚悟を感じたし、僕自身も玻璃のために強くならないといけないと思った」(中川)、「私も大志くんに救われる部分があった」(石井)と本作でさらに深まった絆を披露した。
完成報告イベントには共演する井之脇海、松井愛莉、北村匠海、矢田亜希子、原田知世、堤真一、メガホンをとったSABU監督が同席。「自信しかない作品」と豪語するSABU監督は、「とにかくキャストがすごく良かったので、全部を掬い取ろうと必死だった。撮影した季節、年齢、その美しさは、あのタイミングでしか出せなかった」と誇らしげだった。
取材・文・写真=内田涼
『砕け散るところを見せてあげる』
4月9日(金)公開