くらし情報『奥田民生が「たったひとり」で描く無限の開放感 有観客&生配信の『ひとり股旅 2020』最終日レポート』

奥田民生が「たったひとり」で描く無限の開放感 有観客&生配信の『ひとり股旅 2020』最終日レポート

「内野席」(来場チケット)、「外野席」(配信視聴チケット)、「パネル席」(グッズ付き配信視聴チケット)という粋なチケットのネーミングからも、この特殊なライブを送り手も観客も一緒に楽しみきろうとする意欲が窺える。

奥田民生が「たったひとり」で描く無限の開放感 有観客&生配信の『ひとり股旅 2020』最終日レポート

奥田民生(Photo by Kenji Miura)
そんな『ひとり股旅 2020』のファイナルを飾った、今回のZepp Tokyo公演。複数のギターやキーボード(SE用)、オープンリールのテープレコーダーなど機材が所狭しと並んだ舞台に、作務衣&頭にタオル巻きという「ひとり股旅」お馴染みの出で立ちで奥田民生が登場。アコギを構え、「はい、奥田民生です。よろしくお願いします」という短い挨拶とともに披露した最初の曲は、2000年のアルバム『GOLDBLEND』収録曲“近未来”だった。ギターをかき鳴らし《あー教えて下さいよ 僕らの近未来を》と伸びやかに歌うフレーズが、前代未聞のコロナ禍に見舞われた2020年を映し出しているようで、思わずゾクッとする。さらに続けて、「1会場1曲録音」を敢行した2010年のレコーディングツアー「ひとりカンタビレ」の象徴的楽曲“解体ショー”。《こんだけのネタで 成り立つショーさ》という歌詞とは裏腹に、弾き語りという最高にシンプルな形でもマジカルな訴求力を発揮する演奏は、あたかも「奥田民生というポップの謎」

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