2022年4月7日 07:00
阿部寛&北村匠海が語る父親「この世界に入る後押しをしてくれたのは、父の言葉だった」
「この仕事を始めて親孝行できたと思った瞬間は2回あって。1回目が、日本アカデミー賞で新人俳優賞をもらったとき。そのときのスピーチでも言ったんですけど、『今は小さい役かもしれないけど、きっとそれがつながるから』という親からの言葉が、ずっと支えになっていました。8歳でスカウトされて、そこからこの仕事を続けてきた僕のいろんな姿を親は見てきた。それが初めてああいうかたちで評価されたことで僕も報われたし、きっと親も同じ思いだったと思います」(北村)
そして2回目の親孝行が、昨年、DISH//として初出場を果たした紅白歌合戦だ。
「紅白は出場が決まったとき、親がものすごく喜んでくれたのを見て、紅白の大きさを知りました。僕たちの出番なんてほんの一瞬で、時間にしてみれば2分くらい。でも、そのわずかな時間を親やおじいちゃんおばあちゃんが本当に誇りに思ってくれたことで、親孝行ができたのかなとうれしくなりました」(北村)
「うちの親父も、僕が出ているドラマは毎回見てくれています。
映画の完成披露イベントがあったら必ず来てくれて。だいぶ年だから、ちゃんと見られてるのかはわからないですけど、そうやって応援してくれることが力になります」