奥平大兼が明かした宝物「おばあちゃんからもらったネックレスを、ずっとつけてます」
前半はクールに、後半にかけてだんだん荒邦を認めはじめて、態度もラフになっていく。そんなグラデーションを意識しました」
©丹月正光/講談社 ©2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会
3年4組の司令塔として、全員に指示を出す役回りの澄彦。いわば集団のブレーンである以上、生徒たちの心を惹きつける説得力も必要だ。原作の澄彦とは、あえて少しだけ印象をズラすことで、より彼の心情にも入り込みやすくなっている。
「原作漫画がある作品でいうと『君は放課後インソムニア』(2023)のときもそうだったんですけど、当時、僕が演じた丸太は、割と最初から伊咲(森七菜)に好意を寄せていたんですよね。それに比べて今作では、3年4組にとって新入りである荒邦を、少しずつ理解し、受け入れていく流れをわかりやすく表現したかった。それこそエンタメ要素の強い作品ですから、原作の澄彦の要素も生かしつつ、実写版の澄彦を作り上げていきました」
冷静沈着でありながら、目的達成のためには容赦ない要求さえする澄彦。キャラクターを作り上げる背景には、より作品を魅力的に見せるための思惑が仕込まれていた。
撮影合間にやった人狼ゲーム、最強だったのは?
赤羽骨子を守る3年4組のボディガード役が勢揃いする現場は、さぞバラエティに富んでいただろう。