奥平大兼が明かした宝物「おばあちゃんからもらったネックレスを、ずっとつけてます」
「一緒に人狼ゲームとかUNOとかジェンガとかで遊んで、空き時間にたくさん話せる機会があったのは、この現場においてとても良い方向に作用したと思います。カメラが回ってないときに話す時間は、相手のことを知るうえで大事ですね。何せ、荒邦と骨子以外はずっと一緒に行動しているチームなので、カジュアルになんでも話せる関係性づくりは、あらためて大切だなと思いました」
撮影現場での立ち振る舞いについて聞いていると、映画『MOTHER マザー』(2020)に出演してから約4年ほどとなる奥平のキャリアにおいて「他者との距離感」がキーワードとして立ちのぼってくる。
「撮影現場では、なるべく自分から話しかけてコミュニケーションをとろうと意識しているんですけど、でも、タイミングが難しいですよね。次のシーンに向けて集中しているかもしれないし、それを邪魔しちゃうのも申し訳ないから。今回みたいに、自然と『みんなで遊ぼう!』って空気感になれば、遠慮なく話せるんですけど」
過去を振り返ると、『君は放課後インソムニア』で共演した森七菜とは、初対面じゃなかったにも関わらず、最初は満足に会話ができなかったという。役の関係性を通し、少しずつ話すようになったことで、役者同士の信頼を形成していった。