奥平大兼が明かした宝物「おばあちゃんからもらったネックレスを、ずっとつけてます」
現場ごとに違う立ちまわり方、共演者との距離感などを図っていくことで、だんだんと自身にフィットする現場での過ごし方を会得していったことが窺える。
友人との縁を持続させるために
俳優としてデビューして以降、出演作が途切れない奥平。友人との縁を大切にしている印象の強い彼だが、忙しい合間を縫って、どうやってプライベートの時間を確保しているのか。
「友達への連絡は、油断するとどうしても回数が減っちゃうんですけど、定期的に一緒にご飯に行ったりしてます。限られた時間だからこそ、距離感を大切にしてますね。それこそ詩羽は、向こうが距離感バグっている子なので(笑)、あまり気を遣わずに済むんですけど、人によっては『これ以上は入ってきてほしくない』っていう線引きがあるじゃないですか。お互いに心地良いラインを探りつつ、楽しい時間を過ごせるように気をつけているかもしれません」
人それぞれ、心地良いパーソナルスペースがある。親しき仲にも礼儀あり、という、当たり前だからこそ難しい人間関係の機微。
「ちょっと寂しいな、と思うときもありますね」と本音がチラリと顔をだす。
「宮世琉弥とか藤原大祐とか、細かいことを考えずに仲良くできる友人もたくさんいて。